新日系人ネットワーク
SNN



ご挨拶
新日系人ネットワーク機構のご挨拶
太平洋戦争後において築き上げられた日比間の素晴らしい親善友好関係を、長く保持し更に一歩進めるために「新日系人」(戦後生まれの日比混血二世・三世)への支援組織を、この分野で練達の日本人有志と共に立ち上げました。彼ら「日本人父と離別した母子」は、その殆どがフィリピンで、いまの日本では考えも及ばない「極貧の生活」にあえいでいます。極貧とは「三度のご飯が食べられない」レベルです。
新日系人の内、日比両国の間に住み、日本国籍を有するものが2004年現在で六万三百七人もいます。(厚生労働省:人口動態調査統計) この外に比国だけのものが少なくても推定三万人はいると言われますから、合計すれば約十万人以上にはなりましょう。 加えて毎年約一万人が出生していると推定され、昨年から既に「人口減少時代」に突入した日本経済への寄与も「働く移民」として、今後は十分に考えられる段階に来ております。戦争中に父母を亡くした「戦争孤児・浮浪児」が約十万人だったことを思い返します。 彼らは「餓死の淵から」立ち上がって復興に寄与した半世紀前の日本人です。
当会の正式な発足日は「2006年2月24日」でしたが、2月27日からは比国のテレビ・ラジオ・新聞など、マスコミを通じて広範囲なプロモーションを開始しました。特にセブ最大の日刊新聞「サンスター・デイリー」、及びテレビ局最大の「ABS・CBN」モーニングショウへの出演(私及び新日系人母子5名)は大反響で、終日電話が鳴り止まない日々が予想外に長く続きました。 更にローカルのラジオ各局5局に私が新日系人の母を連れてライブ出演し、子供達が「パパ・オカ」と喜んでくれ、嬉しい思いにかられこともあります。カトリック教会でもポスターを貼らせてもらい広報しております。テレビ・ラジオ各局は、セブは勿論、南のミンダナオ全島・ビサヤ諸島全域をカバーしていました。日本向け広報では「NHKテレビ及びラジオ」「テレビ朝日」、「毎日」、「読売」」、「中部」、「静岡」新聞などでの取材も始まり随時放映・掲載の予定です。
これから効果的な広報と好意ある関係者のご配慮から、開始して半年足らずで、新日系人の会員数は既に260名を超え「お母さん」を加えれば400名に達しています。 更に驚くべきことは、半数近くが既に日本国籍を持っているか又は確実に日本行きの査証が近く取れる証拠書類保有者です。 だから、これら母子の内、約120名が既に「SNN・日本語会話学校」で、研修を毎週3回(100時間)受けています。だから、9月からは直ぐにも日本へ働きに行ける人たちが出てきました。 雇用先の主力は「工業従業員」(自動車産業・電子部品など)や、「訪問介護員」(ホームヘルパー)なだ色々です。彼らは「日本国籍保有者」「定住査証者」ですから、日本労働者が忌避する職場への対応も、可能なのが特色です。 職場によっては「母子」が同居することで職場定着率の向上に約立つ場合もあります。 又「介護士」「ホームヘルパー2級」レベルの研修を受けて送り出す場合もあります。
このプロジェクトは、私(近く80才)の「日本での第一の人生」(2部上場・工作機械会社の経営)、「フィリピンでの第二の人生」(貿易業AQRA社長・セブ日本人会会長・マニラ新聞コラムニスト)に続く、「新日系人を支援し、比国に生きる第三の人生」(非営利法人SNN理事長)とする覚悟で、取り組んでおります。(尚、私は平成14年《2002年》に日本国天皇から勲六等単光旭日章を、叙勲されております。9
何卒、今後ともよろしくご支援の程宜しく御願い申し上げます。
敬具
岡 昭 (新日系人ネットワーク・セブ 理事長)